練馬少年鑑別所出身の浩二と達也は、振り込め詐欺をして稼いでいた。
ある日、事務所が警察のガサ入れにあってしまう。利用できなくなった者に容赦のない元締の児山に二人は保険金をかけられ、命を狙われことになった。
仲間の充と共に達也の故郷である長崎へと逃走したが、頼った友人の明夫の恋人・真理が地元のヤクザの金を奪ったことで、長崎でもトラブルに巻き込まれてしまう。
更に、児山の命を受けた殺し屋が浩二と達也を追って長崎に現れた。浩二たちは児山の殺し屋と地元のヤクザを相手に、戦うハメになっていく。


INTRODUCTION

 
 
 

狙いは70年代のB級アクション映画
 
まだCGや特撮が幅を利かしていなかった1970年代のアメリカ映画は、小粒なアクションやハードボイルド映画の全盛期でした。
『ダーティ・ハリー』シリーズは勿論、『ガントレット』、『シャーキーズ・マシーン』、『ローリング・サンダー』『ロンゲスト・ヤード』『ゲッタウェイ』『ガルシアの首』『 48時間』『ブルース・ブラザーズ』などなど、数え上げたらきりがないほどです。
日本映画を見ても、東宝のクレージー・シリーズや東映のプログラム・ピクチャー、日活 ニューアクションなど、作家が個性を発揮できる作品が数多く公開された時期でした。

本作「STRAIGHT TO HEAVEN〜天国へまっしぐら〜」が目指しているのも、70年代B級アクション映画であります。余分な描写はできるだけ省き、上映時間は90分以内(84分)、個性あるキャラクターと随所に散りばめられたアクション、そして、銃と車というB級アクションの要素を散りばめて製作しました。
 
銃、車、音楽、ロケ地
 
ハードボイルド・アクションは、こだわりの映画でもあります。 本作も当然のようにこだわっています。
ガンエフェクトは、業界の第一人者で柏原や大川、室賀とも親交の深い『BIG SHOT』が東京パートを担当しています。
主人公たちが乗り回す車は79年製の黄色のカマロを使用。
音楽はロックンロールの劇団『ミスター・スリム・カンパニー』から出発し、ブルース・ブラザーズを彷彿とさせる『ズロース・ブラザーズ』のブッ飛んだ歌、それにジャズをふんだんに使い、全編にインパクトと流れをつけています。
そして、映画の80%を占めるロケ地は、異国情緒溢れる長崎です。 横浜がすでに観光地化してしまったいま、ハードボイルドの残る港町として長崎を選びました。
廃墟となった造船所をふんだんに使ったアクション、そして、クライマックスは8月15日に行われる『精霊流し』の中での追跡劇と、今までの映画にはなかったロケ地での映像は新鮮で強烈なインパクトとなっています。


CAST

 

正木蒼二

東映戦隊物『ブルー・スワット』の主役でデビュー。 『今日から俺は!!』『練鑑ブラザーズ ゲッタマネー!』その他に主役&出演。昨年末に下北沢トリウッドで上映された映画『キヲクドロボウ』でも主演し、作品とともに高く評価された。
 

田中優樹

テレビのレギュラーとしては、正木とともに『ブルー・スワット』、NHKの朝ドラ『走らんか!』などがあり、映画、テレビ、舞台と幅広く活躍している。映画の近作としては神山征二郎監督『北辰斜めにさすところ』に、主人公の親友役で出演している。
 

清水美那

2003年に恩地日出夫監督『蕨野行』で主役デビューし、この作品で第27回山路ふみ子映画賞の新人女優賞を獲得、その後、数多くの映画に主演または出演している。テレビでは『新選組』『ヤ・ケ・ク・ソ』など。最新作は神山征二郎監督の『北辰斜めにさすところ』。
 

森川涼

『歌謡曲だよ、人生は~僕は泣いちっち~』『69 sixtynine『LOVE/JUICE』 『ガンxブレス』(映画)『世界ウルルン滞在記』(TBS)『夜叉ヶ池』三池崇史 演出@パルコ劇場/シアタードラマシティー、など映画、テレビ、舞台と幅広く活躍している。
 

高橋将仁

『オールナイトロング』(映画)『適齢期』(TBS)『ワンダフルライフ』(CX)『夏雲あがれ』NHK木曜時代劇(全5回)『真夜中の羊たち』CREW旗揚げ公演 シアターVアカサカ『汽車はイーハトーボを越えて』青山円形劇場、など映画、テレビ、舞台と幅広く活躍している。
 

上原敏郎

1980年、デュオ『サンタクララ』としてデビュー。 役者としても『太陽にほえろ!』『西部警察』『ハングマン』などにゲスト出演し、そののち舞台にも進出している。 現在は演歌を中心とした歌手活動を展開しており、根強いファンが多い。
 

鴻明

彼の演ずる狂気に満ちた殺し屋は他を圧倒する存在感を示している。 これから注目されるであろう俳優のナンバーワン。 柏原監督作品では『ガンブレス~死ぬにはもってこいの夜』に出演している。
 

ホリベン(BEN)

本作で音楽を担当している『ZUROUS BROTHERS』のリーダー。 俳優歴も長く、『クライムハンター2』のラッツ役は印象深い。 大川俊道監督作品にはかかせない個性派俳優である。
 

谷村好一(NEKO)

テレビドラマや舞台で活躍しており、その風貌から悪党をやらしたら天下一品。 本人は気が優しくて力持ちの好漢である。 柏原脚本のアクション物にも数多く出演している。
 

大倉順憲(VON)

俳優、放送作家、演出家として活躍するマルチな才能の持ち主。 近年は作家活動に力を入れており、自らが脚本を書き、演出した舞台で好評を博している。
 

掛田誠

映画、テレビには書かすことのできないバイプレーヤー。 持ち味の人間味あるキャラクターは、出てくるだけで掛田ワールドをつくりだしてしまう。 出演作は数知れず、テレビ版『電車男』の存在感は忘れられない。
 

中西良太

ミスター・スリム・カンパニー出身。数多くの映画、テレビドラマに出演、個性溢れる演技派として評価が高く、また人気もある。独自が台本を書き、芝居も公演し、好評を博している。
 

片桐竜次

アクション&ハードボイルド映画にはなくてはならないバイプレーヤー。松田優作、渡瀬恒彦、水谷豊たちとコンビを組み、活躍している。柏原作品との関わりも深く、すべての監督作品、そして、かなりの数の脚本作品に出演している。
 

長崎のキャスティング

本作では長崎在住の個性溢れる人物をキャスティングしている。 取り立て屋のコンビ、取り立てブラザーズには、伝説のロックバンド『横道坊主』の初代ギタリストであるタンゲと、長崎のFM局で番組を持ち、長崎の芸能シーンをリードしている河村仙兵衛を。 他にも九州で活躍するロックバンド『ビリー・ザ・キッド』の和(KAZU)や、アメ車のスペシャリスト・石田慶など、長崎で活躍する個性的な人物たちが脇をかためている。

STAFF

監督・柏原寛司

『傷だらけの天使』『俺たちの勲章』『大都会シリーズ』『大追跡』『探偵物語』『プロハンター』『西部警察』『あぶない刑事』等々、テレビにおけるアクション映画をシナリオライターとして手がけ、藤竜也、宇崎竜童主演『猫の息子』(1997年・KSS)で初監督、藤竜也、石野陽子主演『ガンブレス~死ぬ にはもってこいの夜~』(1998年・東映ビデオ)、そして、本作の前身となる『練鑑ブラザーズ ゲッタマネー!』(2001年・ジャパンホームビデオ)などの監督作品がある。 また映画の脚本作品としては、『あぶない刑事』シリーズ6本、『行き止まりの挽歌 ブレイクアウト』『べっぴんの町』『ゴジラvsスペースゴジラ』『ゴジラ2000ミレニアム』『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』『ルパン三世 DEAD ORALIVE』他。
 


脚本・野坂直代

本作の前身となる『練鑑ブラザーズ ゲッタマネー!』(2001年・ジャパンホームビデオ)で脚本デビュー。 他に成田裕介監督のバトルアクションホラー『嫌な奴。bitch!』(東映ビデオ)など。
 


脚本・いさみたかお

『練鑑ブラザーズ ゲッタマネー!』『モンキー・エクスプレス』(監督・室賀厚 2001・ジャパンホームビデオ)などの映画作品の他、テレビは『名探偵コナン』など。
 


音楽・ズロース ブラザーズ

伝説のロックンロール・ミュージカル劇団『ミスター・スリム・カンパニー』出身の俳優・ホリベン、谷村好一、大倉順憲の3人のユニット。スタイルはブルース・ブラザーズ、歌う曲はハード&コミカルというビジュアル系コミック・バンドである。スリム・カンパニーからのコアなファンが多く、年に数度、ライブ活動を行っている。
 


ガンエフェクト・BIG SHOT

日本映画のガン・アクションをリードしてきたBIG SHOTとKOMとの関わりは古く、『あぶない刑事』『ベイシティ刑事』『あいつがトラブル』などのアクションシTV映画から、大川俊道の東映Vシネマの第一弾『クライム・ハンター』シリーズ、そして数々の映画などをやってきている。
 


音楽監督・鈴木清司

『西部警察』や『あぶない刑事』、それにアニメの『ルパン三世』等で有名な鈴木清司が音楽監督を勤めている。氏のセンス溢れる音楽が、作品を盛り上げている。
 


企画&プロデューサー・石井良和

1965年東京生まれ。柏原寛司の紹介で、現場につく。鈴木則文、柏原寛司、飯田譲治、大川俊道、川北紘一、神谷誠、浅田英一、押井守監督に師事する。映画・テレビドラマだけでなく、情報番組・紀行番組・特典映像・ゲーム映像・CM・なども手がける。 自らの監督作として『クール・ディメンション』がある。